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2012/01/22 (Sun) 産み落とす者に寄り添う覚悟

 読み終えて、「う~ん」と唸りつつ、「そういうことか」と合点が。
なんて。神様に対してブツブツと感じ入っている気持ちの悪い私です。

 思えば不思議な突然の出来事でした。

 もう6・7年前、少しだけ一緒に働いていた女の子がいます。
一緒に、といっても、私は院内をバタバタ走りまわっていたし、彼女は短時間入力に来ているだけの本当にアルバイトだったので、ほとんどお話しもしたことはなく。
 でも彼女の、落ち着いた雰囲気が私はとっても気に入っていたのです。
 確か年末だったので、私は住所を聞いて、年賀状を出しました。
(今はすっかり無精していますが、当時は自作のカードをいろんな人に届けたくて、知り合った人にはできるだけ出していたものです。)

 最近、その昔送ったカードを「ふと見つけて懐かしくなって…」、と久しぶりに連絡をいただいたのです。
それはうれしいうれしい出来事でした。
そしてfacebookで近況を覗きあい…としているうち、
とうとう昨日、名古屋での用事のついでにと、棘に遊びに来てくれました。
 今は彼女も東京を離れ、福岡で暮らしているんだとか。


 美術館で学芸員として働く彼女。
昨年、初めて自らが企画した展示が行われたということで、その図録をプレゼントしてくれました。


 「大浦こころ展  やわらかな圧力」

     写真+1


 この空間に合うと思うから、気にいるんじゃないかと思うよ。と。

 図録の表紙を見たとたんから私は完全に、完全に好きだな。と思いました。

 そして、その個展の様子や作品、さらに過去の作品を追ってペラペラページをめくっていって、
もう、完全に好きだな。と。
好きというか、とっても近いところにいる人だと思いました。
何なら私にアートセンスがあったなら、きっとこういう流れになっていただろう、とか、
おこがましいですが。

     写真+2

     写真+3


心の縦から横から奥行きまで、余すとこなくすくいあげて出してみたなら、きっとこういうことになるだろうなというのが、感覚として理解できる。感じがする。
というのは、きっと近いところにいるからだと思うのです。

何年も会っていなくって、ほとんどお話しもしたこともなかったのに、こんなものをポンと出してくる彼女はやっぱり、芸術を届けるところにいるプロだなと思ってみたり、
または私たちはすごくちゃんと縁があったんだなと思ってみたり。

 巻末にある彼女の書いた文章
「絵画と私と世界をめぐる ー大浦こころ試論」

     写真+4


「大浦こころさんと私は近いところにいる!」なんてその気になっているのはきっとこれを読んだことも大きくて、それは私の感性がどうこうというのではなく、彼女の読みとる力と筆力によるものでしょう。

 いや~まいったね。

 アートを届ける人の役割というのは大きいと、改めて思いました。

 
 この時の展示では、大浦さんは一年間かけてこの展示のための作品を制作してくれて、だから美術館サイドである彼女もじっくり向き合って準備したのだとか。
 だから思い入れも格別で、ビッグネームではないけれど、とっても真剣に鑑賞してくれた人もいたんだよとか、シャガール展よりよかったなんて感想をもらったんだなんてうれしそうに話していた彼女は、本当に清々しい充実感のある笑顔を見せてくれました。

 作家さんが作品を発表する場所を提供するものは、ただ場所を貸すというだけでなく、作家さんが新しく何かを生み出すお手伝いをする、まるでお産婆さんのような役割ではないかと。

 出産同様、作家さんにとって作品を生み出すことは、今の生きてるすべてを絞り出してこの世界に何かを産み落としてくれる、きっと精神の命がけの行為ともいえるわけなのだから、ギャラリーサイドもそれ相当の気持ちで向き合わなくちゃな。


 と。

 と思っていたタイミングで、
今日、造形作家のカトウユカリさんが3月の棘での展示の打ち合わせにやってきました。

 「もう個展は、、、と長らく思っていましたが、棘の空気が大好きだからもう一度やってみようかなと思いました…」

 と話すユカリさんの言葉にこちらも背筋をきちんと伸ばして。
 素晴らしい機会を伴にできることに感謝して。

 3月まで私もがんばります。






 




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