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2011/11/02 (Wed) イルカ

 そういえば何年か前、そういった愛らしい動物に全く興味のなかった私が、急にイルカ!イルカ!と騒いでいたことがあります。
 というのも、よしもとばななの「イルカ」を読んだから。

 ある命が、この世に降り立つために、「私」と「誰か」を結び付ける。
その美しい流れには、「イルカ」がたびたび現れて、「イルカ」のキーワードが現れる度に「私」と「誰か」は不思議な縁でどんどん結び付けられていく。

 その、この世に降り立とうとする命の側から逆算的に事が起こっていくという見方になんだかとっても感動してしまい、とにかく何か、何かもう少しその世界に触れていたくって、「イルカ!イルカ!」と騒いでいたのです。

 その小説では、まだ何でもない二人が品川の水族館に行ってイルカを何となく見ることになるのですが、ということで当然私も「品川の水族館!」なんて思って。
でも、いろいろあって品川の水族館には行けなかった。しょんぼりしている私のために、というか、不思議なその時の会話の流れで、職場の仲良しさんと御蔵島にイルカと一緒に泳ぎにいくことになったり、母が神奈川に来た時に「シーパラに行きたい」と突然言い出して、ここでも白イルカをみることになったり、
 まさに、しょんぼりしている私のためにあっちこっちのイルカさんたちが総動員で会ってくれているみたいな。

 シーパラで白イルカの水槽の前に立った時、白イルカは親しい瞳でじっとこちらを見てくれて、私もじっと目が離せなくて。
 ずっと無言で水槽の前にたたずんでいた後、私と妹はほぼ同時に「イルカは分かってるね」と口にしたのでした。
それはもう何というか、分かってくれてるとしか思えない不思議な感覚だったのです。

 そんなことがあった遠い日。


 先日、東京最終日、何もプランを考えていなかった私。急に品川の水族館に連れて行ってもらうことになりました。
 そんな遠い日のことなどすっかり忘れていて、いろんな魚を見始めて、そういえば、と、思いだしたのでした。
そういえば私はここにとっても来たくって、でもこれなくて悲しかったのだった。と。

 品川の水族館はとってもとっても楽しかった。
心がのびのびとして、小さなこともいっぱい笑って、本当に楽しかった。
あぁ、そうか、あの時ではなく、今この人と来るのが正しかったのだな。と、そんな気持ちがしました。腑に落ちたというか。


 ここにいたイルカたちはショーの主役を張っていて、すごいスピードで泳いだりジャンプしたりくるっとまわったり、それはそれはの張り切りぶりで、私のことなど気にしていないみたいでした。
 
 でもイルカは分かっているからさ、きっと私のことをもう大丈夫だと思っているのでしょう。なんて。



     111017_1546~02
 


 そして別の話。

 この前ある人が言っていたこと。
「今の若い子はドルフィン世代なんて呼ばれているの。頭がよくて穏やかで平和的で、でも、仲間内だけで小さく楽しくやっていてその外のことには全然興味がない。みたいな」

 う~ん。頭がよいとは思えないけれど、後半はかなり何だか耳が痛い。

 でもね、今日話していて思ったこと。

例えば被災地入りしようとしているお友達がいる。素晴らしいなと思いつつ私は今全然そういう気持ちが沸かない。
それはドルフィン世代的といえるかもしれないけれど、だけど、あそこに行きたい、とかこの人に会おう、とかそういうのはすべて衝動で、生きて行く中で何を選択してくかはもうそのとき心に沸いたものを選びとっているだけに過ぎないのだと思うのです。それはもう人知を超えた何かで、
行く人がいる、行かない人がいる、みんな行ってしまったら社会は成り立たないし、みんな行かなかったとしてもこれまた困るし、人知を超えた何かでふるいにかけられて行く人は行くし行かない人は行かない、一番いいバランスになるようになっているのでしょう。だからあまり気にしない。自分がやりたいことをやる、でいいのだと。

自分を満たしておく、誰もが自分を満たしておく、全ての人が穏やかで平和で幸せであれば、イコール世界は穏やかで平和で幸せで、問題なんて何も起きないんじゃないかとか。
だって、病気が体のサインであるのと同じように、悲しいできごともきっと無理やバランスを欠きすぎたサインだと思うから。

以前はとてもそうは思えなかった。
誰かのためにどれだけ自分を捧げられるか。
突き詰めれば100%自分の時間も命さえも投げ出すことができるのだろうか、なんて難しい命題を自分に投げかけてその決心ができないで苦しんでいたりしたのだから。

類は友を呼ぶというのか、
私も周りもみんな苦しんでいた。


今もまだそんな余韻はあるのですが、ちょっとずつちょっとずつね。

頭がよくて穏やかで平和的で、そんなイルカさんたちが今、私の周りにはたくさんいて、そのキラキラを見せてくれるから。





 
 

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