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2011/07/19 (Tue) 藤前干潟

 中学生の頃、何をきっかけだったのか忘れましたが、WWFのジュニアレンジャーというものに入会していました。

 地球環境がものすごい勢いで破壊されているらしいということに子供らしい切実さで真剣に胸を痛め、少ないおこずかいの中から毎月僅かばかりを寄付していたのです。
 ジュニア向けに送られてくる会報誌を一生懸命に読んでは、大変だ大変だと思っていた私…。
 (それが何を今こんなにぼんやりしているのだか分りませんが…、大人になってしまったものです。)

 高校生になり、片隅で胸を痛めつつ、でもまぁ思春期の日常でかなりあれこれ思い悩むこともありましたので(たいていくだらないことですが)、まァまァな感じになっていて…。

 そんな高校生の頃、名古屋の「藤前干潟埋め立て問題」というものが浮上していました。

ゴミが増えて処理しきれず、藤前干潟を埋め立てるという。
名古屋の港にわずかに残された干潟。そこにはたくさんの生き物がいて、そこを目指して渡り鳥がやってきて(何とアラスカからオーストラリアまで彼らは渡っていくらしい!)、何やら生態系的にとっても重要な場所らしい。

     110719_2228~01
    

 埋め立て反対運動というものが起こり始め、私も何か力になれればと思うのだけれど、いまいち行動力もない高校生だった私は、ただただ埋め立てされなければいいなぁと祈っていたばかりでした。

 高校のクラスメイトに、まさに港区藤前に住んでいる子がいました。

 私は「座り込みになったら私も行くからね」と言ったのを覚えています。
そして彼女もずっとそれを覚えていてくれていました。

 もう社会人になってから久しぶりに再会した時、
「あの時藤前干潟のこと言ってくれて感動したんだよ」と言ってくれて、そのことにホントにびっくりしました。


 この度名古屋に帰ってきて、私なんてもう10年以上いない人間だったのに、彼女には彼女の人間関係がここでできているだろうに、彼女はそんな空白ないかのようにとってもとっても心寄せてくれるのです。

 私は本当に感謝してもしきれないくらい。

 
 さてさて、毎度のことながら前置きがすっかり長くなってここで終わった方がいいくらいだけれど、気が長い方は読んでくださいマセ。

 この度彼女からお誘いが。
父に私のことを話したら、ぜひ干潟を案内したいと言っている。と。

 何を隠そう私、干潟にはまだ一度も行っていなかったのです。
何やら相当離れた場所にあるというイメージだけがあり、調べなきゃ~…(月日)。みたいな感じで。


 雑木林や何やらの奥地なのかと思っていたら、全然全然。
港の近くのきれいな住宅地でした。

 堤防に上ると…。
広がる泥地。その向こうに名古屋港のトリトンやらビルやらが見え、不思議な景色。

     110714_1105~01


 お父さまについてどんどん入っていきます。

     110714_1128~03


 雲ひとつない青空から日差しが照りつけて、

 音もない世界はなんだか果てしない夢の中にいるような錯覚に。

 足元に小さな穴がいっぱいあいています。
これは蟹の穴、こっちは違う、などと一つずつ教えてくれます。

 鳥の足跡もたくさん。キレイ。

     110714_1146~01

     110714_1128~02


 干潟もたくさんの人が入ると地面の下の生き物が死んでしまうから、入ってもらう場所を限っているのだそうです。 
なので、遠くの方にはたくさん鳥が見えるのだけれど、近くにはあまりいない。
でもそれでいいのだ。

 野生のウナギもいるらしい。こんな土管だったり、

     110714_1128~01

こんな岩場だったり、

     110714_1146~02

堤防は、満潮でも潮が届かないところに歩きやすい通路を、お父さんたち守る会のメンバーでアイデア出して今作っているのだそう。

     110714_1117~01


堤防を生き物がくぐるトンネルとか。

     110714_1156~01

 

 干潟を出たらビジターセンターに。

 藤前干潟が2002年ラムサール条約登録湿地に登録され、埋め立て計画が白紙に戻り(!すごいことですよね!肝心のゴミはどうなったかというと、その時に「ゴミ非常事態宣言」とやらが出され、分別の徹底が始まり、何とか新しい埋め立て地を作らないで今に至っているのだとか。)。
 そのことを受けて、環境省から保護のための資金がおりるようになり、このビジターセンターでたくさんの子供たちに干潟の大切さを訴えていく活動が始まったそうです。

 このセンター。想像されるそれよりずっとずっといい施設でした。
楽しく干潟の大切さを伝えたい!って熱意がいっぱいで。
やっぱり場所の持つ雰囲気って、気持ちありきなんだなぁと思ったりしました。

     110714_1216~01


 
 いただいたパンフレットの終わりに書かれていた言葉

 画期的な「埋め立て断念」から2年、私たちは、干潟を守った市民の責任感と「やろうと思えば、デキル」ことを215万の大都市で示しました。藤前から「使い捨て社会」のゆきづまりを教えられ。循環型の「ゴミゼロ」社会を目指す跳躍台に立ったのです。
 干潟で子どもたちの、センス・オブ・ワンダーを育てながら、「道理を通した」私たちの「社会的選択」を誇りを持って伝えたいと思います。
関わったすべての人々に感謝し、共に喜びを分かち合いながら。



 なぁるほど。


 ビジターセンターにあったカワイイもの。

 海苔漁師だったおじいちゃんが作った自作の海苔漁模型。

     110714_1218~01

フフフ。
 
 
 
 

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