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2011/02/25 (Fri) がんばらない

 最後の勤務が終了しました。

 風呂に始まり風呂に終わる。
最後の今日は入浴介助。
入浴介助は大好き。(だから訪問入浴看護で6年半も働いてたんだもの。)
べったりした髪の毛をシャンプーで泡だらけにして。
仙人みたいなおひげを剃って。
垢をこすり落として、傷口もきれいにして。
新しい寝巻き、シーツも真っ白にピシッと張って。
患者さんの気持ちのよさそうな顔を見るのが大好き。

 仕事を終えて、休憩室の窓の外は夕焼け。

     夕焼け


 短い間だったけど、この土地の人たちと関われたことが本当にうれしかった。

 老いるということはやっぱりきれい事ではないなとナースをしていると思い知らされます。
体の自由がきかない。コミュニケーションがとりにくい。痛い。苦しい。

 私たちは食べ続け、呼吸し続け、排泄し続けて生きているから、何か少しでも障害されると即、切ない状況に陥ってしまいます。
つまり、不衛生で恥や苦痛を伴った…。

 若くて元気な私たちの今。
流行や自己表現やほかの人の目や、そんなことに夢中になっている今は、本当に奇跡的で限られた期間なんだと思うのです。

 私の将来の夢は「清潔なベッドに寝かせてもらうこと」
これに尽きます。本当に。

 同世代の友達とテレビとだけ見ていては分からないけれど、この世には切ない状況で寝ている人たちがたくさんたくさんいる。
 横浜で訪問をしていて痛感してました。
 立ち並ぶたくさんの家の、扉を開ければ見なかったことにしたくなるような現実がある。
 でもやっぱり見なかったことにはできない。

 横浜の訪問と東京の心療内科で、華やかな社会からこぼれて、まるでなかったことみたいにされている人たちをたくさん見ました。
 そして、奄美の離島でも、ここ信州の寒い寒い山際の町でも。

 生保(生活保護)率は増える一方だし、透析やうつや、とにかく病院にかかる人もどんどん増えてるし…。

 
 なんて。
病院楽しかった、よくしてもらった。って書こうと思っていたのに、思わぬほうへ話が流れましたが、
とにかく「がんばらない」ですよ。(なんて強引なつなげかた。)

 イデオロギー先行でがんばってろくなことはない。

 とにかく目の前のことをただただやっていこうと思います。

 社会の事を嘆いてはみても、自分にできることはといえばやっぱり「お風呂に入れてあげる」「痰を取ってあげる」「雪が降ってきましたよと話しかけてあげる。」そんなことだし、そんな現実の希望をかなえてくれる人が必要なのだろうと思うわけです。

 鎌田先生の「がんばらない」は読んだのはずいぶん前なのでもう詳しい内容は忘れてしまったけれど、病院のラウンジにかけられたこの字を毎日眺めてはそうだそうだと思っていました。

     がんばらない

  「がんばらない」

     あきらめない

  「あきらめない」

そのあと「あすの風」 「ぼくの魂」 「生きている」と、書は続いています。

ちなみにラウンジの上から吊るされたタペストリーも大好きで、帰りにいつも眺めていました。
明るい町にお空には銀のキラキラ。

     銀のキラキラ

 そして入り口入ってすぐの大きな大きなこの絵も。
白樺の林で柔らかく幸せそうな人たち。

     白樺


こんな世界になったらいいな。





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