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2011/02/05 (Sat) 愛新覚羅溥儀

 冬はオタク度が増します。寒いからね。

 引き続き東京裁判関連の本などを読んでいます。

 真実って何でしょうね。
戦争というひとつの出来事に対しても、それぞれの人でその捕らえ方や受け取り方、かかわり方はぜんぜん違ったものになっていて、それが何の矛盾もなく同じ時間に存在しているという面白さ。
 それから、死の恐怖という極限に立たされたときに人がとりうる行動から、普段は見えない千差万別の人間の姿が見えてくる面白さ。

 面白いなんていうと不謹慎なようですが、あくまでまじめな面白さです。

 それにしても、政治的な手段を司法の場で判断するということはかなり無理があるのでは。
なんだか、女の、裏に膨大なニュアンスを含ませた言葉のなげかけにたいして、その本当のメッセージをまったく無視して言葉だけに対して言葉を返してくる男、それに憤慨する女と困惑する男、そんな大昔からある男女のあれやこれやにも似て。
つまり、違う回路で処理してもその意味は読み取れないというのか、そんなため息つきたくなるような感じがありますねぇ。

 そんな東京裁判。
なかでも、満州の皇帝、愛新覚羅溥儀はとってもとっても興味深い人物です。
みんな既にラストエンペラーでよく知っているのだろうけれど、私はこの映画は観たことがなかったので。
(ついでにスターウォーズやロードオブ…や踊る…も観たことがない。。。)

     p-0074.jpg


 東京裁判での様子や、入江曜子さんの「溥儀」それから「ラストエンペラー」などを手始めに観ていますが、ラストエンペラーはちょっときれい過ぎかな。運命に翻弄される孤独な男溥儀(ジョンローンだし!)がちょっと美しすぎるきらいが…。(でも、映画自体はとってもよかった、そのあれこれはまた機会があれば)

 私の今のところの彼の印象は、もっとしたたかで一筋縄じゃあいかない感じ。
インドでよく見かけた、大人のような顔をした物売りの子供たちの顔が浮かんできました。
3歳で即位して、信用できない大人たちの中で、生き延びるために自分に一番有利なのは何かを、全身の神経を集中してはかっている感じ。

 その生い立ちからして、簡単に自分に移し変えて同情や共感するのが難しい人物です。
だからこそとっても気になる。

 東京裁判で証言に立ったときには、偽証までして信頼関係にあったはずの人を名指しで非難し、自分は利用されたと興奮して訴えたり、戦後の人間改造では、おかげですっかり真人間になったとしてみせたり、文化大革命の折には「孫文様」と大げさに心酔してみせたり。なんだかすべてが演技的で、う~んと思ってしまう。

 孫文からは「小心、死ぬことを怖がる」とか、幼少時のイギリス人家庭教師からは「永遠に分裂した二つの性質」なんて評されていますが、だからといって私たちの感覚で簡単に批評したりするのは難しいなと思います。

 政治犯収容所での「布団がたためない」「ボタンがきちんとかけられず、いつも互い違いになっていた」なんていうエピソードからも、どういうこっちゃとクエスチョンマークがわいてしまうし、ね。

 だって、それこそラストエンペラーでみられた紫禁城の様子。城内での圧倒的な権力、世間から隔離された状況、皇帝として育ってきた彼が皇帝にこだわるのを醜いとはいい得ないし、彼なりに最善の道をとってきたとやっぱり思えてもしまうのだし…。

 う~ん。

 彼のいくつかの写真。
紫禁城でのどこかか哀愁の漂う高貴な姿。
唯一手を差し伸べてくれた日本に対して、皇帝復活をかけようとしていた満州時代。
そして、庭師として人民服を着て満面の笑顔を見せる晩年の写真。

   s1027a.jpg

     20061201-Xuantong.jpg

     photo_2.jpg
  

どれもとっても気になります。

そして、彼をめぐりさまざまな人たち。
アヘン中毒に陥る皇后、離婚訴訟を起こす第2婦人、晩年の彼と生活を共にする最後の妻、
そして弟溥傑やその妻浩。
それぞれこれまた気なりますし、なかなか興味は尽きないです。

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