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1970/01/01 (Thu) 愛新覚羅溥儀

 秋冬は毎年オタク度が高まります。こんな寒いところにいたらなおさら。

 今は東京裁判関連の本を読んでいます。

 真実というものはどこのあるのか、人の数だけ捉え方はまるきり違っていて、時には180度違うものが矛盾もなく同時に存在していたりして、戦争というひとつの出来事をあらゆる立場の当事者が集まって明らかにしようという、裁判という場の面白さも一つ。
 それから、死の恐怖という極限に置かれた人たちの心のあり方が、きれい事じゃない人間の奥の姿を浮かび上がらせていることの面白さが一つ。
 
 実際の出来事なんだから、面白いなんていうのも不謹慎な気がしますが、まじめな意味での面白さです。

 愛新覚羅溥儀は、なかでもとっても興味をそそられる人物。
ほとんどの人がラストエンペラーでよく知ってると思うんだけど、私はこの映画は観たことなかった。
(ついでにスターウォーズもハリーポッターも踊る大走査線も観たことありません。)

 手始めに岩波ブックレットの「東京裁判」入江曜子さんの「溥儀」、そして映画「ラストエンペラー」を観ました。
     128643316007416207366.jpg


 ラストエンペラーはちょっときれい過ぎかな、ジョンローンの溥儀は運命に翻弄される孤独な男が美しすぎるきらいが…。(でも、とってもよかった。そのあれこれはまた機会があれば)
 私の今のところの印象は、一瞬たりとも安息期間のなかった、信じられないほど運命や周囲に翻弄され続けた孤独な人、というのはあるんだけれど、3歳で即位して、信用できない大人たちの中で生き抜いてきた彼はもっとなんていうか、したたかで一筋縄じゃあいかない感じ。
 インドでよく見かけた、大人のような顔つきをした物売りの少年たちの顔をなんだか思い出しました。
「生き延びる」ために。何が自分にとって有利かを全神経を集中させて計っているような感じの。

 東京裁判に証言にたったときには、偽証までして信頼関係にあったはずの人を名指しで非難し、自分は利用されたと興奮して訴え続けたり、戦後の人間改造では、すっかり改造されて真人間になったとしているけれど、これも本当かなあと思わずにはいられない。文化大革命の時代は「孫文さま」と大げさに傾倒していたというし、何だかすべてが演技的にも思えたりして。

 孫文からは「小心、死を恐れる」だとか、幼少時の家庭教師のイギリス人ジョンストンからは「永遠に分裂した二つの性質」なんて評価を書かれたりしている彼ですが、彼のことをくだらない人なんて評価してしまうことはやっぱりできなくて、ラストエンペラーでみられた紫禁城内での圧倒的な権力や世間から隔離された世界で育ってきた彼の思考回路や心のうちは、私のそれとは当てはめられず、私たちの常識で考えることなんてできないような気がします。
(政治犯収容所時代の、布団がたためない、ボタンがきちんとかけられずいつも段違いになっていた、なんてエピソードからもどういうこっちゃとクエスチョンマークが浮かんでしまう。そしてこういう人を一般人の常識で評価するのも…。)だからこそとっても気になってしまう。

 立派な人とか、ずるい人とか、一言で当てはめてしまうのではなく、人間そのものをみせてくれるというのか。

何枚かの写真。
紫禁城での少年時代の哀愁と高貴さや、唯一手を差し延べてくれた日本に協力することで皇帝復帰にかけた満州時代、そして人民となり植物園で働く老人溥儀の満面の笑み、どれもがとっても気になります。
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     20101029235428.jpg


 そして溥儀の周囲の人たちも。
アヘン中毒になった皇后、離婚訴訟を起こした第二婦人、釈放後に彼と一緒になることになってしまった最後の妻、などなど彼の妻たち。
 そして弟溥傑とその妻浩。

 まだまだ興味は尽きないです。

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